阪神・藤浪晋太郎投手（２１）が２１日、来季の打席での登場曲をＭｒ．Ｃｈｉｌｄｒｅｎの「Ｔｏｍｏｒｒｏｗ　ｎｅｖｅｒ　ｋｎｏｗｓ」に変更することが分かった。また、同曲の歌詞の一部を球場のファンに合唱してもらうことも“要望”。大好きなミスチルのライブのような空間の中で、ファンの思いと共に打席に入り、自身はバットで快音を奏でる。

　好きな曲ではあるが、選曲の理由は別にある。ライブのような雰囲気で、甲子園の打席に入れたら幸せだ。藤浪が来季の打席時の登場曲をＭｒ．Ｃｈｉｌｄｒｅｎの「ＨＯＷＬ」から同じミスチルの「Ｔｏｍｏｒｒｏｗ　ｎｅｖｅｒ　ｋｎｏｗｓ」に変更。そこにはファンへの「要望」も込められていた。

　「（登場曲）を『Ｔｏｍｏｒｒｏｗ　ｎｅｖｅｒ　ｋｎｏｗｓ』にしようと思います。『ｏｈ　ｏｈ』を一緒にやってもらえればうれしいですね。曲は何でもいいんですけどね、ライブに行った時にお客さんが一緒にやってるのがいいなと」

　あの一体感を味わいたいがために、曲の変更を決めた。「Ｔｏｍｏｒｒｏｗ　ｎｅｖｅｒ　ｋｎｏｗｓ」のサビ部分には「ｏｈ　ｏｈ」と歌う箇所がある。過去にライブに行った際、そこを観客が大合唱するタイミングがあった。その空気感が忘れられない。

　他球団の選手の打席時に、同じようにファンが登場曲の一部を合唱していることも決め手の一つ。「他球団の方で（巨人の）坂本さんもＧＲｅｅｅｅＮの『キセキ』を、お客さんも一緒にやってるので」。ファンの熱い声援を、違った形で感じたい。

　「球場でピッチャーの打席はほとんどないんですけど、やってもらえればうれしいなと」と藤浪。今季の打撃成績は、５７打数８安打６打点で打率・１４０。来季はファンの思いと共に打ちたい。だからこそファンのみなさん、ぜひ大合唱をお願いします－。