藤浪苦手撲滅!デニング退団ラッキー?

 阪神・藤浪晋太郎投手(21)が23日、今季対戦した最強打者に、意外?にもヤクルト・デニングの名を挙げた。同選手は退団が決定的で来季対戦の可能性は低いが、同じような苦手打者をつくらないことが勝利への近道。勝負どころで痛打を食らわない「苦手対策」を考えていく。

 今年嫌だった打者を問われると、藤浪の苦い記憶にはヤクルトのユニホームが浮かんでくる。ただし、セ・リーグ首位打者の川端ではない。トリプルスリーを達成した山田でもない。「自分の中では一番すごい。正直嫌でした」と評するのは意外な打者だった。

 「(広島の)丸さん、松山さんにも打たれていますね。それにデニングに打たれている。丸さん、松山さんは甘くいって打たれてるけど、デニングはアウトロー、インローのベストボールを左中間、右中間に打たれている。自分の中ではデニングが最強打者ですね」

 デニングは今季途中からヤクルトに加入。64試合で打率・222、4本塁打、22打点。今季限りでの退団が決定的だが、藤浪は7打数4安打の打率・571と打ち込まれた。松山の方が12打数7安打の打率・583と打たれたもののデニングへの印象が強いという。

 退団となればラッキーかと問われると「そうですね、天敵だったので」と答えるほど。ただデニングが退団しても、他に「苦手」をつくらないことに越したことはない。

 「(苦手は)少ない方がいいです。少ない方がいいですけど、相性に関してはどうしようもないので。自分が変わるかしないといけないので」と藤浪。名前を挙げた選手以外にも、巨人・阿部に打率・412と打たれている。相性と割り切った上でも、「苦手対策」の必要を感じる。

 「そこにチャンスで回さないとかが大事かなと。改善しようとは思うんですけど、得点圏とか、いい場面で回さないようにとかというのは、できることかなと思います」

 まず自分の投球ありき。その上で、勝負どころでの痛打を浴びない工夫を施す。この日は静養に努めたが、今後の練習の中で着手していくことになる。

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