岩貞“猪木魂”ダ~!闘争心学んダ~
阪神・岩貞祐太投手(24)が25日、「INOKI BOM-BA-YE2015」(31日・両国国技館)に参戦する格闘家・奥田啓介(24)と鳴尾浜の虎風荘で対談した。
奥田が所属する格闘家団体「イノキ・ゲノム・フェデレーション」の創設者は、参議院議員で元プロレスラーのアントニオ猪木氏(72)。“猪木魂”に共感した左腕は、来季へその精神をマウンド上で生かしていく。
共通の知人がいる縁で実現した対談。猪木氏の話題になると、徐々に2人のボルテージは上がっていった。
「『絶対相手に弱みを見せるな』といつも言われています」
“師匠”から、勝負師としての極意を学んでいる奥田。その不屈の精神は岩貞も必要としている部分だった。
「相手を見下して投げるようなイメージです。メンタルトレーニングでやっています」
一対一の真剣勝負。それは、打者と対峙(たいじ)する投手心理に通じるものがあった。相手を圧倒する燃えるような闘争心。猪木氏が、最も大切にしていることだった。
「格闘家の方は本当にすごい。僕は、先発ローテを1年間守れるようにしていきます」と岩貞。プロレスラーの精神を胸に刻み込み、3年目の春を迎える。