金本監督 西岡よ走れ「最低20盗塁」
阪神・金本知憲監督(47)が26日、西岡剛内野手(31)に対して盗塁数アップを求めた。阪神移籍後は負傷で離脱した期間があったとはいえ、ロッテ時代よりも盗塁数は減少している。金本監督も走塁技術を高く評価しているだけに、練習面でも「復活」をサポートしていく。
求めるものは高い。厳しい口調は期待の表れでもある。老け込むのはまだ早い。練習の中でも意識させていくものの、あとは本人次第だ。金本監督が、西岡に20盗塁を目安に盗塁数アップを求めた。
「(ロッテ時代と比較して)衰えた足、戻せるんか?戻せるんだったらいいよ。最低、20盗塁できる足に戻れるのか?それなら使いたいでしょ」
阪神1年目の13年は、122試合の出場で11盗塁。ただ、ケガもあった14年は24試合で0盗塁、今季もシーズン途中に右肘を痛めて離脱し、50試合で1盗塁に終わった。金本監督は、盗塁数の少なさが出場試合数の減少と比例したものとは思っていない。昔より走れなくなっていることに目を向けた。
「足が止まったらどんどん走れなくなる。すぐ疲れるしね。本人も認めとるんやから」と金本監督。メジャー移籍前の09、10年は2年連続で20盗塁以上を記録。05年に41盗塁、06年も33盗塁で盗塁王を獲得しており、「走塁とかはうまいよね。立派。言うことがない」と技術を高く評価する。だから「復活」をサポートする思いもある。
「(走塁の)練習はさせていくけど、最後は本人がやるかどうか。こっちはある程度サポートしてあげるけど。それでもできないのなら、これはもう仕方がない」
西岡に関しては、まず二塁で競争させた上で、そこから外野に回すこともある旨を通達済み。そういったことも含め、西岡自身は契約更改の場で「来年が楽しみ」と来季への前向きな思いも話している。その気持ちを信じ、いい方向に向けられるようにしていく。
「(西岡も)『来年は違います』って言ってるから期待している」。はい上がり、生まれ変わることを願いつつ、厳しくも温かく西岡を見守っていく。
関連ニュース

編集者のオススメ記事
タイガース最新ニュース
もっとみる阪神・藤川監督 富田の良さ?「そんなこと言えますか(笑)」「良かったり悪かったりするのが野球選手」
【岡義朗氏の眼】阪神・富田 浮き彫りとなった課題 先発でやっていくなら「バントと走塁の練習もしっかりと」
阪神・大山 新5番は得点圏の鬼 勝負強さ見せた全3打点!OP戦得点圏打率・714 3番輝、4番森下のカバー任せろ
阪神・工藤 出た!最速158キロ ピンチ招くもラオウ空振りK斬り OP戦5試合連続無失点
阪神・藤川監督 初DH解除で“球児野球”の一端 劣勢の展開で原口&梅野と連続代打で圧力
阪神・富田 2被弾も収穫ラス投 開幕前に「いい課題」 藤川監督信頼揺るがず開幕2戦目任せた!
阪神・ドラ1伊原 中継ぎ開幕確実 試合中にブルペン待機「流動的というか臨機応変さがいると感じた」
阪神・山田 中日・大野撃ち弾 2番起用応えた2号3ラン 平田2軍監督「本当に楽しみ」