ドラ2坂本 来春C1軍スタート決定的
阪神ドラフト2位・坂本誠志郎捕手(22)=明大=の来春1軍キャンプスタートが決定的であることが27日、分かった。球団関係者が「梅野とはタイプも違うし、キャンプは1軍になるだろう」と見通しを示した。
強肩と巧みなインサイドワークが持ち味のルーキーに、絶好のアピール機会が訪れる。あこがれの矢野作戦兼バッテリーコーチ指導の下、梅野らと激しく火花を散らす。金本監督、矢野コーチが強調するように、来季正捕手争いは横一線。1軍首脳陣の前でアピールに成功すれば、本人が目標に掲げる開幕スタメンの可能性も浮上する。もちろん、1月の新人合同自主トレでの動きを見てから最終判断されるが、順調にいけば沖縄宜野座行きの切符を手にしそうだ。
一方、10月下旬に右手有鉤(ゆうこう)骨の修復手術を受けた同1位・高山俊外野手(22)=明大=のキャンプの振り分けについては慎重に見極める方向だ。すでにスイング、キャッチボールなど一部練習を再開しているが、関係者は「高山は1月の鳴尾浜での自主トレを見てからの判断になる」と説明する。新入団発表の際には金本監督も「コーチミーティングをしてこれから決めることだけど」と話していた。患部の回復具合を見ながら、最終決定を下す。