広陵監督、教え子・金本監督に太鼓判
「広陵高校野球部・有志の会」の懇親会が29日、広島市内で行われ、同校の中井哲之監督(53)が、かつてコーチとして指導にあたった教え子の阪神・金本知憲監督(47)について言及。その人間性を絶賛し、監督業の成功に太鼓判を押した。
高校球児としての金本知憲も、プロ野球選手としての金本知憲も知っている。だからこそ断言できる。「立場が変わると人間が変わる方が多い中、彼は全くそういうところが感じられない」。今秋には、阪神が秋季キャンプで使用したボールを寄贈されたことも明かし、感謝の思いを口にした。
コーチとしての指導経験がない金本監督の手腕を不安視する声もあるが「彼の人望で、いいコーチ陣がついている」と問題なしを強調。「実績があのくらいあると説得力もあるけど、結局は背中で見せる。そういうことだと思う」と、強いリーダーシップを絶賛した。
プロ野球は特定のチームの勝敗ではなく、教え子の投打にばかり目がいくという同監督は「阪神の試合を見ることが増えると思います」と楽しみな様子。「3年のうちに優勝してほしい」と、伝統球団の長となった教え子がペナントを制する日に思いをはせた。