江越、年末年始無休トレで5キロ増量
阪神・江越大賀外野手(22)が6日、長崎・南島原市の実家から帰省し、鳴尾浜で自主トレを行った。今オフは昨夏に体重を減らした反省から、約5キロの増量に成功。今後もウエートトレーニングを続け、1年間戦い抜く体づくりを目指す。
躍動感は変わらないが、肉体は確実に進化していた。江越がこのオフ2カ月足らずで、約5キロの増量に成功したことを明かした。
「5、6キロ増えました。85キロぐらいあります。見た目も大きい方がかっこいいと思って」
そう照れ笑いしたが、もちろん明確な理由がある。プロ1年目、夏バテから体重は「3、4キロ落ちた」という。プロは全143試合の長丁場。シーズンを通して戦い抜くための体づくりこそ、このオフのテーマだった。
「夏場にやせにくい体をつくるようにしていきたい。毎日試合があって、やせていたらもたないので。2年目につなげていきたいです」
今オフは意識的に食事量を増やした。昨年11月には広島市内のトレーニングジム「アスリート」に入門。時間を見つけてはウエートトレーニングに励み、理想の体に近づけてきた。
「トレーニングは大事だと思う。自分も目指しているので、キャンプでもそういう時間を取ってもらえるのはありがたい」
金本新監督が掲げる体力強化も大歓迎だ。長崎・南島原市の実家で過ごした年末年始も無休トレを続け、元日に始動したという。
この日は新人6人が入寮した。初々しい姿に「慣れない環境なので嫌でしたね」と昨年を思い返して苦笑い。「今年入ってくる人たちも同じ気持ちだと思うので、分からないことがあれば教えてあげたい」と先輩の自覚を示す一方で、ドラフト1位・高山や、同6位の板山は外野の定位置を争うライバルとなる。「楽しみはありますが、負けないようにしたいです」と力を込めた。
鳴尾浜でキャッチボールで汗を流した後はウエートルームにこもり、みっちり鍛えた。「キャンプ、シーズン中も取り組んでいければいいと思う」。レギュラー取りへ、夏バテしない体を手に入れる。