狩野、安達さんに恩返し誓った
阪神・狩野恵輔外野手(33)が8日、甲子園のクラブハウスで汗を流し、7日に急逝した元阪神・安達智次郎さんをしのんだ。「気さくで盛り上げてくれる人でした。引退した後も何度かお会いしていました。残念です」。神妙な面持ちで、早すぎる別れを惜しんだ。
狩野の入団時、安達さんは阪神の打撃投手を務めていた。2年間、一緒にタテジマに袖を通し、退団後も安達さんが神戸市内に開いたバーへ足を運んだという。
「元気な人だったので、亡くなるのはさみしい。そういう人のためにも、しっかり頑張らないといけない」とかみしめるように恩返しを誓った。今後は清水らと兵庫・淡路島で合同自主トレを行う予定。背番号「99」はかつて安達さんも背負った。甲子園で活躍する姿を天国へ届ける。