金本監督、大胆指令「門限破りOK!」

 阪神・金本知憲監督(47)と藤浪晋太郎投手(21)が9日、大阪市内で、ともにアドバイザリー契約を結ぶ「ファイテン社」主催のトークショーに出演した。壇上でぶっちゃけ話に花を咲かせた指揮官は藤浪ら選手たちの「門限破り」を許可する大胆発言。会場を埋めた虎党は大いに沸いたが、ただし、線引きの条件をつけることも忘れなかった。

 なんと!金本監督が夜遊びを奨励した。阪神ファン600人超が耳を傾けたトークショーで、司会者から寮生の藤浪が門限を破ってもOKか?と問われた指揮官は「僕は、オッケーです」と、ぶっちゃけ発言。昨季、写真週刊誌に女子アナとの宴席を激写された21歳に「やんちゃ」のお許しが出たものだから、場内はドッと沸いた。

 「そろそろ寮を出たいんですけどね…」。3年連続2ケタ勝利を挙げ、最多奪三振のタイトルを獲得した若き大黒柱がそんな願望を漏らしたことがきっかけだった。金本監督は「僕の精神は門限に負けてたまるか!でしたから」と自身の若かりし時代のやんちゃぶりを暴露し、オン・オフの持論を大展開した。

 「もうハタチ過ぎているんですから、自覚を持って練習し、野球のために頭を整理すれば、ハメを外すのはOKですよ。犯罪はもちろんダメですけれど、多少ハメを外してむちゃするくらいじゃないと豪快なプレーもやれそうにない。ファン感謝デーで“とんでもないことをやる選手が出てくることを期待している”と言いましたけど…。日常生活をずっとマジメにやって、いざ試合でガ~ッ!とはできないですから」

 金本監督は「超変革」をスローガンに定め「すべてを変えていく」と公言してきた。選手に意識改革を求め、メディアを通じても改革案をどんどん披露。この日は選手の私生活にも触れ、伝統球団の歴代監督がおそらく口にしてこなかった型破りな理論を明かした。

 「寝ずに大酒飲んで二日酔いでグラウンドに来ることを格好いいと思うな!といつも言うけど、たまにならね。ついつい飲み過ぎて寝坊してしまったとか、経験者は語る。俺もあるから(笑)。ハメ外すことってある意味大事だと思うよ」

 寮長や球団本部長がトークの断片だけを聞けば、卒倒するかもしれない。金本監督は発言の真意を説明することも忘れなかった。

 「ケジメさえあればいいんじゃないかという話。節度は大事。それをやり過ぎるとバカだから。そっちのほうが楽しくなっちゃうとね。厳しくはしますよ!練習は厳しくしますけど、それ以外はオープンに、自由にということ。俺は練習も両方、頑張ったよ」

 実はこの発言、門限破りのハードルを超高くする効果があるかも…しれない。

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