【阪神データ】新人監督のジンクス

 阪神にとっては4年ぶりの新監督となる2016年。金本新政権のスタートだ。

 阪神33代目の金本監督だが、新人監督としては12年の和田豊以来、19人目になる。2リーグ分立後では14人目だが、この阪神の新人監督には1つの共通点がある。

 「阪神は新人監督で優勝なし」。2リーグ分立後の13人で見ても、2位3人、3位3人、4位3人、5位1人、6位1人。55年の岸一郎、96年の藤田平(代行から昇格)は途中休養に終わっている。新監督に広げても、優勝は85年の吉田義男だけで、吉田は75~77年の1次政権に続き、2回目の監督復帰1年目。ちなみに、阪神のライバル・巨人(2リーグ分立後7人)は日本一3人(川上哲治、藤田元司、原辰徳)、3位3人(水原茂、王貞治、堀内恒夫)で、6位の1人は長嶋茂雄だった。

 Aクラスでさえも82年の安藤統男を最後に遠ざかる阪神の新人監督。現役時代は阪神移籍後1年目に、球団18年ぶりの優勝に導いた金本監督。「新人監督優勝なし」のジンクスを打ち破れるか。

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