安藤「江夏塾」入門に意欲!安芸で開校
阪神・安藤優也投手(38)が26日、甲子園で自主トレを行い、「江夏塾入門」に意欲を見せた。昨年は1軍キャンプで臨時コーチを務めた阪神OBの江夏豊氏(67)が、今季は2軍キャンプで臨時コーチを務めるため、4年連続2軍キャンプスタートの安藤にとって、初めて直接指導を受けられる機会。レジェンドに教えを請い、メンタル強化を図る。
まだまだ老け込む年じゃない。さらなるレベルアップを目指すタイミングでの、絶好の機会となる。自ら志願した2軍安芸キャンプに、今季は江夏豊氏が臨時コーチで訪問。このチャンスは逃せない。安藤が「江夏塾」に入門だ。
「長くやられてる方なんでね。右投げと左投げの違いもあるので、技術的なこともですけど、精神的なことを聞ければ」
昨年、江夏氏は1軍の沖縄キャンプで臨時コーチを務めた。ただ、安藤は2軍の安芸キャンプに帯同していたため、話を聞くタイミングがなかった。「(今年が)初めてみたいなものだから」。今年の2軍キャンプで、初めてレジェンド左腕から直接指導を受けられることになる。
江夏氏は現役時代、先発とリリーフの両方を経験しているが、安藤も同じ。特にこの数年は、リリーフの一角として1点を争う厳しい場面で登板することが多い。「(聞きたいことは)いろいろあります」。ピンチにおけるメンタル面など、学べるものはどん欲に吸収する考えだ。
実際、昨年の1軍キャンプでは江夏氏が講師役としてミーティングに参加。その中では、伝説の「江夏の21球」についての講義も行われた。逆境を乗り越えた強い精神力などは、安藤にとっても最高のお手本となる。
昨年、オフに入ってからは甲子園の室内を中心に自主トレを行い、年明け以降も継続。この日もランニングなどで汗を流したもようだ。「もう投げてますよ」と、すでにブルペンでの投球も開始しており、キャンプに向けた準備も順調だ。
「(持ち球も)すべてをより精度を高められるようにしたい」と安藤。技術面と並行して、レジェンドの教えで心も磨き抜く。