掛布2軍監督、陽川を再プロデュース
阪神・掛布雅之2軍監督(60)が9日、不振で2軍に降格した陽川尚将内野手(24)の再生計画を明かした。DCとして2年間指導してきたまな弟子を再びプロデュースし、1軍へ送り出す。
「上で挑戦できるようにしてあげたい。ティー(打撃)を見たけど、悪い感じではないと思う」
予定されていたこの日の教育リーグ・オリックス戦(鳴尾浜)は雨天中止。それに従い、屋外での打撃練習はできなかっただけに「まだ(完全には)分かんないですけどね」と慎重な口調ながら、決して悪い状態ではないと捉えている。
陽川自身も下を向いていない。「もう1回ここからですね。(2軍落ちは)自分のせいなんで。考え直して、結果を出せるようやっていきたい」。10日は紅白戦、12、13日にはソフトバンク2連戦。「バッティングでアピールしていくだけ。ソフトバンク戦に限らず、全部の試合で結果を出す」と力強く言い切った。
1軍キャンプスタートを果たし、実戦でもチームトップの4発と結果を積み重ねてきた。3年目の今季、確実に成長を遂げている。もう一度、陽の当たる場所へ-。ミスタータイガースが全精力をかけて、陽川を再生する。