高山&横田!虎開幕最年少1、2番発進

 「オープン戦、オリックス2-2阪神」(21日、京セラドーム大阪)

 金本阪神元年の超変革打線はニューフェース2人が引っ張っていく。オープン戦ラスト3試合で試した1番・高山俊外野手、2番・横田慎太郎外野手の攻撃型オーダー。試合後の金本監督が「そうなるかね」とGOサインを出した1、2番で3・25開幕戦に臨むことが決定的となった。新人の高山(23歳シーズン)、3年目の横田(21歳シーズン)で開幕スタメン1・2番を組むと、2リーグ分立後の阪神では最年少。

 黄金ルーキー&高卒3年目の急成長株のコンビが機能したのは六回だ。先頭高山が左前打で出塁し、続く横田の三塁線を破る連打で無死二、三塁と一気にチャンス拡大。1死満塁からゴメスは遊ゴロに倒れたが、併殺崩れの間に三走・高山が生還。結果的にこの1点が金本阪神にオープン戦1位をもたらした。

 高山は先発出場したオープン戦全13試合で安打を記録。この日は侍ジャパンの代表メンバーでもある西から2打席凡退後に1安打。一矢報いたが「結果的に1本ヒットになったけど、西さんを打ったという感覚はない。レベルの差を感じた」と現実を直視。「(学生時代は)連戦がなかなかないので、試合に出続けられたということは一番」と高山なりの収穫を口にした。

 プロ2年間で1軍出場がなかった横田はキャンプ、オープン戦を無事完走。最終戦もマルチ安打で打率・393。「すばらしい投手と対戦できたのもうれしいですし、少し結果につながったのもうれしい」と安どの表情を見せたのもつかの間、「全く自信はないです」と慢心することはない。20日にセンバツ初戦を突破した、鹿児島実の後輩たちの活躍も刺激になっている。

 オープン戦を振り返って指揮官は「野手は高山と横田が予想以上」と高評価。2人の存在がチーム内を活性化させているのは間違いない。高山は「僕も横田もただただ必死なだけ。そういう必死さが、チームにいい意味で影響が出ているならうれしい」と話す。戦闘態勢は整った。高山&横田が中心となって、阪神に超変革を起こす。

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