掛布2軍監督が初抗議!あわや退場に
「ウエスタン、阪神6-5ソフトバンク」(13日、鳴尾浜)
小雨が頬をたたきつける中、阪神・掛布2軍監督の就任後初となる抗議は5分近くに及んだ。古屋2軍チーフ兼守備走塁コーチが、遅延行為で退場になる可能性があると伝えるためにベンチから出てくるほど熱を帯びていた。
問題のシーンは5-3の八回2死一、二塁の場面だ。俊介の左前打で二走・緒方が本塁へ突入。だが、捕手・拓也が走路を遮る形になり、緒方は拓也を避けてタッチアウトとなった。
指揮官はコリジョンルールにのっとり、判定に抗議。だが、審判団はブロックがあったとして拓也に警告を与える一方で、接触がなかったのと、タイミングを理由にアウトにしたと説明。「もしぶつかってたら?と聞いたら『その時に判断させてほしい』と言われた」。審判団が確たる判断基準を持っておらず、抗議が長期化した。
「しばらく(捕手を避けずに)真っすぐ行かせてみて、審判がどう判断するか確認しないといけない」と今後の見通しを口にした背番号31。60歳の新人監督は、旺盛な探求心を絶やすことはない。