ドラ6板山 初安打初適時打で雄叫び
「阪神7-6DeNA」(1日、甲子園球場)
雄たけびを上げた。「1番・左翼」でスタメン入りした阪神ドラフト6位・板山祐太郎外野手(亜大)が初安打初打点をマーク。「試合で使ってもらいながらも結果が出ていなかった中だったので、まず1本出たことはよかったと思います」。意地の一振りで結果を残した。
通算11打席目だった。三回1死一塁。山口の初球143キロ直球をフルスイングした。打球は左中間を転々とし、一走・能見が生還。チームにとって42イニングぶりの適時打。板山は二塁に到達した。
「初球から思い切りいこうと決めていました」
菅野、井納ら主力級投手に無安打が続いていた。金本監督は板山を1番で起用した意図を「もう1回チャンスをやろうということで少しでも打順が回るように」と説明し、「うまく1打点取ってくれました」と喜んだ。
「まさか、なれるとは思わなかったです」。ドラフトで指名されたときの心境を板山は振り返る。亜大時代は1日1000本の素振りを日課とし、ウエートトレーニングも欠かさず、4年間で練習を一度も休まなかった。「好きだから、できるんですよ」。そう言って笑う。
同級生がドラフトから漏れる中、板山は阪神に指名された。苦楽を共にし、4年秋には大学日本一になったチームメート。そんな仲間にお願いし、湘南乃風の「黄金魂」を登場曲に選んでもらった。
「黄金魂」にはこんな一節がある。「立ち上がれ 上がれ 恐れずに前へ」
「お前と言えば、この歌なんじゃないかと言われました。聞けばテンションが上がります」。二回に板山は失点につながる悪送球を犯した。それでも六回、山口の左前打で本塁に突入した高城を補殺。「立ち上がれ」-。ミスを引きずらず全力でプレーした。
「1本1本積み重ねていきたい」。後ろは振り返らない。前だけを見て、板山は歩んでいく。
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