阪神の岩貞祐太投手（２４）が２３日、菅野との直接対決に闘志を燃やした。２７日に自身初となる巨人戦に先発予定。相手先発は菅野が濃厚で、現在、防御率１・０３、６３奪三振でともにリーグ２位の“覚醒左腕”が「一球一球に気持ち込めて投げたい」とやる気をにじませた。

　気後れする様子は全くなかった。相手にとって不足はない。「前回（２０日・広島戦）も黒田さんだったり、（１４日・ＤｅＮＡ戦は）今永だったり、いいピッチャーと投げさせてもらっているので、しっかり菅野さんのいいテンポに乗っかって」。防御率、奪三振ともに１位に君臨する強敵が相手だからこそ期するものがある。

　器の狭い東京ドームも意に介さない。「どこの球場でも、芯で捉えられたらそう（本塁打に）なってしまうので、意識せずに集中して」。ただ、自分の力を出し切れば勝てる自負がある。

　この日は甲子園での投手指名練習後、６月３日から１９日までに予定されている「交流戦限定グルメフェア」をＰＲ。西武の本拠地・埼玉名物の「わらじかつめし」を豪快にほお張った。

　ガブリとカツに食らいついた後、巨人撃破への思いを口にした。「（巨人は）毎年強いチーム。ゲームを作って、勝ちたいと思います」。肉を平らげたように菅野にも投げ“カツ”つもりだ。