原口も病院直行 金本監督「突き指」
「交流戦、ロッテ7-2阪神」(9日、QVCマリンフィールド)
阪神を襲ったアクシデントは藤浪だけではなかった。5点差を追う六回、2死一、三塁の好機。原口の一打に期待、という場面だったが打席には代打・狩野が向かった。ベンチに下がった理由は、そこまでの打撃内容などではなかった。まさかの負傷交代だった。
試合後、金本監督は原口の途中交代の理由を問われ「原口も突き指。(箇所は)親指。病院に行ってるよ」と説明。ベンチに下がった後は、試合途中に球場を離れ、検査のために東京都内の病院に向かった。
痛めたと思われる場面は五回2死。清田への初球、ファウルチップを捕り損ねると、ミットを外して左手親指を痛がるそぶりを見せた。
試合後に行われたコーチ会議後、矢野作戦兼バッテリーコーチは原口に関して「指を突いた。(明日以降のことは)まだ分からない」と話すにとどめた。10日の登録抹消はなさそうだが、日本ハムとの第1戦は欠場する見込みだ。
5月には月間MVPを受賞するなど、攻守に新しい風を吹き込み、チームをけん引する活躍を見せてきた原口までが…。藤浪の負傷交代に続く、思わぬダブルショック。チームの4連敗が、さらに重いものとなった。