サターホワイトにシーツ、ジェフ太鼓判
阪神は13日、新守護神候補として獲得調査を進めていた、エンゼルス傘下3Aソルトレークのコーディ・サターホワイト投手(29)との選手契約が合意したと正式発表した。1年契約で年俸は3200万円。背番号は未定。15日に来日予定で、ビザの取得状況やコンディションを見ながら、6月中の日本デビューを目指す。
緊急獲得したサターホワイトには、元虎助っ人たちのお墨付きがあった。193センチの長身から投げ下ろす速球が持ち味の大型右腕。メジャー経験こそないが、高野球団本部長は「シーツやウィリアムスも日本向きだと言っていた」と明かした。
現在は阪神の駐米スカウトを務める2人の評価は心強い限りだ。日本球界で実績を残したシーツとウィリアムスが野手と投手、それぞれの目線から太鼓判を押しているという。
最速150キロの直球にスライダー、フォークなどを駆使。高野本部長は「長身で角度のある球を投げられる。制球力もまずまずで三振も取れる」と説明。加えて「ハングリー精神にかけた」とジャパニーズドリームをつかもうと海を渡る決断をした29歳に期待する。
サターホワイトは球団を通じて「スーパーエキサイティングだ。今も家族と日本へ向かうための荷造りをしているところだ。まずはしっかりと結果を出せるように頑張りたい。そして、チームの勝利に貢献できるようなワンピースでありたい」とコメントを寄せた。
今回の補強で70人の支配下登録選手枠を使い切る。高野本部長は「故障者もいるので、枠を目いっぱい使って戦いたい」と意図を説明。“70人目の刺客”がブルペン陣の窮地を救い、波に乗り切れないチームのカンフル剤となる。