サターホワイト、日本式で成功つかむ
日本流を猛勉強!阪神の新外国人選手、コーディ・サターホワイト投手(29)=前エンゼルス傘下3Aソルトレーク=が23日、鳴尾浜球場での2軍残留組の練習に参加。自身の投球練習が予定されていない中、ブルペン内でチームメートのピッチングに熱視線を送り、日本式を吸収した。
食い入るように見ていた。遠投などで汗を流したサターホワイトが、おもむろにブルペンへ歩を進めた。金網越しから石崎らの投球を観察。すぐさま捕手の後ろにある椅子に座り、目をこらした。
日本式が新鮮だった。「どういうピッチングをするのか見ていた。アメリカではマウンドに慣れることが(ブルペンの)目的。こっちはゲームのシチュエーションを考え投げている」とうなずいた。
日本での成功の近道は環境や考え方への順応。懸命に学ぼうとする姿勢に高橋2軍投手コーチも「日本に溶け込んでやろうという意志」と目を細める。既にラーメンなども堪能。生活様式にも慣れ親しもうと努力を重ねる。
25日にも打撃投手を務め、28日の2軍練習試合・箕島球友会戦(鳴尾浜)で実戦デビューする方向。香田投手コーチも視察を考えている。「バッターと対戦して仕事をしているところを見てくれたら」。日本仕様にモデルチェンジした助っ人が快投をお見せする。