阪神に新加入したコーディ・サターホワイト投手（２９）が、２９日のトヨタ自動車との練習試合（鳴尾浜）で実戦デビューすることが２７日、わかった。高橋２軍投手コーチは登板のポイントを「球の力強さやスプリットを見たい」と説明。さらに日本で成功させるために“アウトドアのススメ”を提案した。

　「休日は外に出て、日本の素晴らしさを感じてほしい。街はきれいだし、周りの人もみんな優しいから。広島の外国人は、そんな選手が多かったですね」

　日本通算４５勝、１３年には広島で開幕投手も務めたバリントンが特に際立っていたという。休日になると家族そろってマツダスタジアム横の「コストコ」へ行き、ファンと触れ合っていた。日本通算２６勝、元広島のルイスも同じ。高橋コーチは「日本を知ることにもなるし、リフレッシュになるから」と勧める。

　今後、助っ人右腕はボークの事例を集めた映像を見るなど、技術的な部分も日本に順応していく。全ては、低空飛行を続けるタイガースを救うためだ。