金本-掛布60分会談 望月&植田期待
阪神・金本知憲監督(48)が30日、DeNA戦の試合前に甲子園で掛布雅之2軍監督(61)と直接会談を行った。ここまでの2軍の報告と今後の育成方針が話し合われた。
「3カ月間のファームでの経過報告と今後の方針の話し合いです」と掛布2軍監督。午前の2軍練習中にユニホーム姿で鳴尾浜を離れ、金本監督と約1時間向かい合った。
掛布2軍監督は「(名前が出たのは)陽川、横田、あとは(高卒2年目内野手の)植田。特に植田は体も強くなってきてるから、これから(2軍戦で)使っていくと言いました」と振り返り、両打ちに挑戦中の若虎をイチオシとして挙げたという。投手ではサターホワイトや福原、ドラフト4位右腕の望月(横浜創学館)が挙がり、金本監督からは望月への要望があった。
「金本監督から『早く投げさせたい』と言われたけど、まだもう少し時間がかかる。球速も落ちてくるしスタミナ的な課題もある、と伝えました」
金本監督は4月に2軍の練習試合で望月を視察。「将来のエース候補」と評した。この日、掛布2軍監督との会談について問われ「(望月を)俺は早く見たいけど、あせらず」と話したが、期待の大きさに変わりはない。
18日は坂井オーナーと金本監督が、27日には同オーナーと四藤球団社長、掛布2軍監督が会談した。今後も現場とフロントが一丸となって進んでいく。