藤浪2回ノーヒッ投で無失点 中田との大阪桐蔭対決は捕邪飛
「マツダオールスターゲーム・第1戦、全パ-全セ」(15日、ヤフオクドーム)
4年連続4度目出場の藤浪晋太郎投手(阪神)が全セの2番手として登板し、2回を被安打ゼロで1奪三振の無失点に抑えた。最速153キロの直球中心の投球。高めに浮いたボールで1四球を与えたが、本塁を踏まさなかった。
先発した菅野(巨人)の後を受けて三回のマウンドに上がると、まずは高校の先輩・浅村(西武)を右飛に打ち取り、続く炭谷も内野フライ。今宮(ソフトバンク)も三ゴロに斬って三者凡退でこの回を終えた。
続く四回は先頭に四球を与えたが、次打者・角中(ロッテ)を三直、柳田(ソフトバンク)を空振り三振、そして最後も高校の先輩・中田(日本ハム)を捕邪飛に打ち取った。
昨季の球宴ではMVPを獲得。「同級生ですし、何かしらつながりがあるので。ファンの方も喜んでくれると思いますし、対戦があれば頑張りたいです」と話していた日本ハム・大谷との対戦はならなかったが、十分に観客を沸かせた。
エースとして期待された今季は、前半戦を終えて4勝5敗と黒星が先行。監督推薦での球宴出場が決まった際には「半分申し訳ないような感じ」と漏らしたが、お祭り舞台での好投をシーズン後半戦につなげたい。