高山、7度目猛打賞も走塁ミス反省
「阪神1-2巨人」(18日、甲子園球場)
得点機を逸したミスに反省しきりだった。3安打を放った阪神・高山だったが、自身の拙走が少ないチャンスをつぶしてしまった。試合後、打撃に関する質問にも「バッティングどうこうよりも、今日は走塁じゃないですかね。すいません」と最後まで険しい表情を崩すことはなかった。
ルーキーが猛省したのは1点リードの五回。先頭打者として2打席連続の中前打で出塁。次打者・北條の初球にすかさず二盗を決めた。だが、北條の三ゴロで飛び出し、タッチアウト。無死二塁の絶好機が瞬時に1死一塁となった。金本監督も「まあ何ともいいようがないな、それは」と顔をしかめた判断ミスだった。
バットでは存在感を示した。初対戦のマイコラスから3安打と気を吐いた。12日・ヤクルト戦(長野)以来、チームトップタイとなる今季7度目の猛打賞。ドラフト制後の阪神新人では98年・坪井智哉の11度に続き、80年・岡田彰布、97年・今岡誠、01年・赤星憲広に並ぶ2位タイとなった。
二回の第1打席は142キロチェンジアップを中前打。五回の第2打席は146キロ直球、七回の第3打席も145キロ直球をきっちり捉えた。それでも「全然、納得いく内容ではないので」と多くは語らなかった。ひたすら悔やんだ走塁ミスを今後の成長の糧とする。
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