阪神・西岡、週明けに手術 来季の完全復活を決意
阪神は、20日の巨人戦(甲子園)で左アキレス腱を完全断裂した西岡剛内野手(31)が週明けに大阪府内の病院で手術を行うと22日、発表した。
この日、西岡本人のコメントはなかったが、金本監督から復活を熱望される背番号7が来季へ向け、再起を決意したようだ。球界の前例を見れば、アキレス腱断裂からの完全復活を遂げるには手術が最善。担当医師、トレーナー陣と相談のうえ最終的には西岡本人が決断したと見られる。
21日に大阪府内の病院でMRIによる精密検査を受け、患部の完全断裂が判明した。アクシデント直後の悔し涙に、今季にかける西岡の覚悟が表れていた。近年は故障続きでチームに貢献できない責任を痛感しており、今回の事態がメンタル面に及ぼす影響が危惧された。それでも、西岡はメスを入れる決意を前日、球団に伝えた。
歩行、ランニング、野球動作…リハビリは地道な過程をたどらざるを得ないが、その先にこれまで以上に明るい光があると信じ、体と向き合っていくことになる。西岡の離脱にはチームメート、金本監督ら首脳陣が一様にショックを受けている。
この日、谷本常務は「今季彼の果たしてきた役割を考えればチームの損失ははかりしれない」と話し、来季の万全復帰を願った。もう一度ファンの待つグラウンドに戻るため、西岡は懸命に復活ロードを歩んでいく。