藤浪1イニング4奪三振の珍記録 13Kも7回3失点で7敗目
「阪神1-3中日」(29日、甲子園球場)
阪神・藤浪が2点ビハインドの七回、1イニング4奪三振をマークした。プロ野球史上19人目。セ・リーグでは今年5月24日・阪神戦(神宮)でのヤクルト・八木亮祐以来、11人目。球団では04年8月1日・巨人戦(甲子園)での金沢健人以来。
七回は三塁・新井良の失策で無死二塁のピンチを迎えたが、高橋、堂上を2者連続三振。続く松井雅も空振り三振に仕留めたが、捕手・原口の捕逸による振り逃げで2死一、三塁とされた。
代打・森野には四球を与え、無安打で満塁となったが、1番・大島も空振り三振に打ち取り、追加点を許さなかった。
藤浪は裏の打席で代打を送られて交代。7回を5安打1四球で3失点で7敗目(4勝)を喫した。自己最多タイとなる13奪三振の力投だったが、6月2日・楽天戦(コボスタ宮城)以来となる勝利はならず、これで自己ワーストの7戦白星なしとなった。
降板後は初回の平田に浴びた先制3ランを反省。「力んでしまって、甘く入ってしまいました。ランナーを背負って、打たれたくないという気持ちが強く入りすぎてしまいました」と悔やんでいた。