高山の適時失策に喝!中村コーチ「意識の弱さ」
「ヤクルト6-1阪神」(6日、神宮球場)
守乱が響いた。大学時代から慣れ親しんだ神宮での手痛い失策。与えなくてもいい得点を、相手に献上してしまった。阪神・高山の表情は暗い。今季4失策目は、手痛い適時失策となった。試合後は「ミスです」と繰り返した。
その場面は三回。1点を先制され、なおも無死満塁のピンチで、ヤクルトの西田が放った打球は三遊間を抜けて高山の前へ転がった。だがこれを高山は捕り損ね、横に大きくはじいた。
打球の強さから三走のみが生還して1点止まりのはずだったが、そのエラーで二走の山田も本塁にかえしてしまった。その後、波に乗り、得点を重ねたヤクルト打線。高山の失策で流れは大きく相手に傾いた。
先発のメッセンジャーはこの日、4四球を与えるなど制球に苦しみながらの投球だった。そんな助っ人を野手が攻守で盛り立てたい…。そんな気持ちとは裏腹に、足を引っ張ってしまった。
そんな高山に、明大の先輩でもある中村外野守備コーチは雷を落とした。試合前の練習でも高山にノックを打ち、飛球への捕球体勢の入り方など事細かに指導しているが、「ああいうミスをするかもな、と思っていたけどね」と話し、続けて「あれは技術的なミスではないよ。グラブの意識の弱さ。それは練習から意識してやっていかないと」と一喝。普段の練習を見て指導しているからこそ、厳しい言葉を並べた。
打撃で取り返したかった高山だが、ヤクルト先発・山中の前に4打数無安打。変則右腕の緩急に苦しめられ、「真っすぐには詰まらされたし、引っかけてセカンドゴロやフライが多かった」と反省。阪神の新人シーズン安打記録まで、あと「33」。残り39試合。このままいけば十分に達成できるが課題は多い。
打撃はもちろん、守備でもやらなければならないことは山ほどある。「打って走れて守れる」超一流のプレーヤーへ-。日々の練習で向上していくしかない。
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