江越豪快弾 得意のバルデスから先制V劇 金本監督も絶賛
「阪神4-2中日」(12日、京セラドーム大阪)
豪快に放った。阪神・江越が狙いを定めてフルスイング。打球は左中間席へと飛び込んだ。チーム初安打が先制ソロとなった。
「ランディ(メッセンジャー)が素晴らしいピッチングをしていたので、何とか塁に出ようと思っていた」
先頭で迎えた四回、1ボール1ストライクからバルデスの120キロチェンジアップを捉えた。「行くかどうか分からなかった」と本人は振り返ったが、打球は失速せず。昨季の5本塁打を更新する一発で、京セラドームは大声援に包まれた。
バルデスとの通算対戦成績を9打数4安打、打率・444とした。チームが苦しめられる中、得意にしている。「対戦が少ないんでよく分からないですけど、嫌なイメージはないです」。金本監督も「バルデスが好調でしたし、連打が厳しい中で、あの一発は大きかった」と称えた。
殊勲の一打には4番・福留の助言があった。直球と変化球を織り交ぜる左腕に「どっちかに絞れよ」。金言を生かし、結果を残した。7月29日・中日戦(甲子園)以来となる3番での出場。「後ろに孝介さんがいるので、なんとかつなげたかった」。お立ち台へ一緒に上がった先輩とつかんだ勝利だった。