江越弾打てば11勝1敗!ミスタータイガースばり豪快先制2ラン
「阪神8-1中日」(14日、京セラドーム大阪)
豪快に運んだ。「ちょっとバットの先だったので、どうかなと思った」と阪神・江越大賀外野手は振り返ったが、打球は失速せず、きれいな弧を描いて左翼3階席の壁を直撃した。「チャンスをもらっているので、何とかチームのために必死にやりたい。それだけです」。お立ち台で背番号25が声を張った。
立ち上がりに苦しむ小笠原を捉えた。初回1死二塁で甘く入ったチェンジアップを捉えた。2試合ぶりとなる7号2ラン。8月に入って3本目と量産態勢に突入した。ただ、快音はこの1本だけ。「(もっと)打てるようにしていきたい」。凡打した3打席を反省しつつ、視線を前に向けた。
殊勲の陰に努力あり-。12日に帰阪して以降、早出特打を継続。12時半にはグラウンドに出てバットを振り、練習では左足で壁を作ることを意識している。「それがうまくできたので緩いボールに対応できたと思います」。一方で金本監督は「いい球を空振っているようじゃ、まだまだ」とさらなる奮起を促した。
本塁打を放った試合は11勝1敗の勝率・917。練習開始前には指揮官から「昨日は無安打か~。しばくぞ(笑)」と冗談を言われていたが、第1打席で結果を残した。「1試合1試合、チャンスをしっかり生かしていきたい」と江越。プロ2年目の夏。さらなる飛躍を目指していく。