坂本プロ初弾!高山と明大ドラ1&2コンビが競演や

 「DeNA1-5阪神」(24日、横浜スタジアム)

 身長176センチ、78キロの背番号12が攻守で大きな存在感を示した。虎の黄金ルーキーは高山俊外野手だけではない。同じ明大出身の阪神ドラフト2位・坂本誠志郎捕手がCS進出を争うDeNAとの大事な直接対決で価値ある勝利に貢献した。

 8番打者がバットで驚かせた。2点リードの四回無死、久保康の115キロスライダーを左翼席ギリギリに放り込んだ。出場13試合目、23打席目でのプロ1号を「必死なので打ったら走るという感じでした。でもいい感じで打てたので、いってほしいなと思いながら走っていました」と照れながら振り返った。

 守備でも初めてバッテリーを組んだ藤浪を救った。一回無死一塁、一走・桑原が二盗を試みるとドンピシャのストライク送球で刺した。企図数6度目でプロ初の盗塁刺を記録。四回には1死から遊ゴロを捕球した北條が一塁へ悪送球。カバーに回っていた坂本が打者走者ロペスの二進を防いでアウトにした。「常にそういうことが起こると考えながらやっていれば、しっかりできると思う。今日はしっかりできた」と平然と振り返った。

 金本監督は「もともとバッティングが悪いとは思っていない。スイングスピードもそこそこある。聞いていたよりはパンチもある。慣れたらもっと打つようになる」と守備だけでなく、打撃も評価する。

 プロとしては小柄な坂本だが、指揮官が推奨するウエートトレには熱心に取り組んでいる。この日も午前中、他の若手とともに横浜市内の施設に出向き、約1時間体をいじめ抜いた。そういう不断の努力が長打力につながっている。

 快勝にも「その場面その場面で必死なので。できていることは続けたいし、できていないことがそれ以上にある。いいように向くようにまた明日準備したい」と反省を忘れない。残り25試合での正捕手争いに坂本が堂々と名乗りを上げた。

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