掛布2軍監督、若虎にウインターリーグの勧め “第2の岩貞”期待
阪神の掛布雅之2軍監督(61)が18日、若虎にウインターリーグでの武者修行を勧めた。オフに台湾で開催されるアジア・ウインターリーグに、今年も阪神から選手が送り込まれる予定。この日ウエスタン・広島戦(由宇)が雨天中止となり、広島県廿日市市の大野練習場で練習を見守った指揮官は同リーグ参加から今季飛躍した岩貞を例に出し、“第2の岩貞”を期待した。
昨年は4選手が派遣された。中でも岩貞は5試合に登板し、2勝0敗、防御率0・53で投手MVPを受賞した。そして今季は1軍で1年間、先発ローテを守り続けた。掛布2軍監督は「岩貞も1軍で投げられるようになったわけだしね。他球団と試合をすることは非常にいいことだと思う」と力強く語った。
昨年掛布2軍監督は現地を視察した。「思ってたよりもいい環境でやってたよ」。実戦の中で同年代の選手と競い合う日々。育成の場として最適な土壌であることを実感した。
「今年は誰が行くかは分からない」と話すが、参加した選手には「プラスにしなきゃいけないよね」と要望した。海外修行をステップに新戦力誕生を待ち望む。