「金本監督を胴上げしたいと思っていた」 福原の一問一答(2)
阪神・福原忍投手(39)が23日、西宮市内のホテルで会見を開き、今季限りでの引退を発表した。タテジマ一筋18年間の現役生活に別れを告げる決断を下した右腕。背番号28のユニホーム姿で臨んだ会見では時折、涙で声を詰まらせながら心境を語った。会見での一問一答は次の通り。
-最初に引退の決意を伝えたのは。
「家族です。『引退する』と嫁さんに言いました。『お疲れさん』と、そういう言葉をいただきました」
-お子さんには。
「『今年で引退する。ユニホームを脱ぐ』という話をしました。『まだ、ユニホームを着てほしい』というのも言っていましたし、そういう言葉をもらいました」
-こうして引退会見を開いて、決意への悔いや後悔は。
「ないです」
-金本監督とは何かやりとりは。
「少し前に話をさしていただいて、引退するということを伝えまして、『本当にチームの力になれなくて、監督の力になれなくて申し訳ない』と」
-金本監督は現役時代に一緒にプレーして、高校の先輩でもある。今年に懸ける思いは強かったのでは。
「現役も一緒にやらしてもらって、高校の先輩ですし、何とか監督を胴上げしたいと思っていました」
-金本監督からはどのような言葉を。
「『お疲れさん』と声をかけていただいて、本当に感謝しています」
-チームメートには。
「まだ、全員には言えていないですけど、年の近い、一緒にやってきたチームメートには引退するということを数日前に伝えました」