金本監督一問一答(3)今季伸びた選手は岩貞、青柳、原口、高山、北條

穏やかな表情で会見する阪神・金本知憲監督=阪神電鉄本社(撮影・飯室逸平)
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 阪神の金本知憲監督(48)が5日、大阪・野田の阪神電鉄本社を訪れ、坂井信也オーナー(68)にシーズン終了を報告した。苦しいシーズンの中でも成長を見せた選手を上げ、来季への期待も寄せた。そのための秋季キャンプについても言及した。

 【以下一問一答】

 -今季これは伸びたという選手は。

 「投手ではやはり岩貞、青柳もそうですね。壊した試合は1試合ぐらい。フォアボールは多いピッチャーですけど、すごい球に力があって、来季2桁ぐらいはいってくれるのではないかと、彼の努力次第ですけど。投手で言えばこの2人は期待していますし、成長してくれたなと思います。

 野手で言えば、高山、北條は夏場以降ずっとポジションを守ってくれて、花はまだ咲いていませんけど、来季に関しては非常に楽しみな、もっともっと良くなると感じています。

 あと原口。規定打席にはいっていませんけど、2桁ホームラン打って、打率もほぼ3割。あとは守りの面でキャッチャーとしてここまでできるとか、キャッチャー以外のポジションでやるのか、これも彼の努力次第で来年どうなるかはまだ」

 -昨秋、甲子園での練習で初めて身ぶり手ぶり指導したのが原口だった。

 「いいものは持っているなというのは思いました」

 -月間MVPを獲得し、球宴にも出場した今年の活躍は予想できた。

 「正直、ここまでとは思っていませんでした。今年は春も鳴尾浜にいって、いきなり育成から上げましたけど、僕は正直、打つ方でここまでの数字はうれしい誤算でした」

 -高山、北條がまだまだ良くなる部分とは。

 「高山に関しては割と体がもともとできているタイプで、もう少し体を強くして、あとは打撃の技術をいかにして。まだ伸びしろはかなりある。打率に関しても、ホームランに関してもまだまだ伸びると思います。北條に関しては体力さえつけば、これは僕は相当期待しています」

 -今年の秋はどのようなキャンプになる。

 「基本的には体づくりです。基礎体力、基礎筋力、1年間シーズン戦える体力をまず身につける。技術以前にまず体、そして技術。そういう順番でやっていきたい」

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