坂井オーナー、若手に“勘違い禁止令”「変に誤解せんように」

 現状に甘んじるな!阪神・坂井信也オーナー(68)が5日、今季台頭した若手選手へ“勘違い禁止令”を発した。この日、大阪・野田の電鉄本社で金本監督からシーズン終了報告を受けた総帥。会談の中では新人・高山や原口、北條ら若虎の話題も挙がり、成長をうれしく思う半面で“思い違い”を懸念。「(メディアが)持ち上げてくれるんで、変に誤解せんように」とクギを刺した。

 人気球団であるが故に注目度も高い。ただ、自分の課題に専念できる大事なオフだからこそ、野球に集中してほしい。「若手の選手もみんな頑張ってくれたこともあるんだけれど、もっと頑張ってもらわないとアカン」。坂井オーナーが発したゲキは大きな期待を込めてのものだ。

 “本分”を忘れては元も子もない。この日の金本監督との対話でも、若手について坂井オーナーは「いいところはいい。(同時に)まだまだのところもあるんだから、十分に理解をして飛躍してほしいという、お話をしました」と選手の自覚に期待。厳しい言葉を並べたのは、まだまだ伸びしろがあると信じているからだ。

 さらなる成長が楽しみでならない。今季はチームとして思うようなシーズンを送れなかった。それでも、坂井オーナーは「来シーズンに対しての期待や希望も見いだせた」と芽を出し始めた若い力に目を細める。

 近い未来、チームをけん引するまでの存在へ。猛虎の総帥は信じている。地道に鍛錬を積み重ねれば、やがて必ず大きな花が咲く。

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