掛布2軍監督クリーンアップ無安打に怒!「内容ゼロ」
「フェニックスリーグ、阪神0-1西武」(8日、南郷球場)
完璧に封じ込められた。江越大賀外野手、横田慎太郎外野手、陽川尚将内野手で組んだ期待の阪神クリーンアップだったが、全員4タコ。このふがいなさに、掛布雅之2軍監督が苦言を呈した。
「相手のピッチャーも褒めてあげないといけないんだろうけど、きょうは内容がないよね。ゼロだよ。自分のやるべきことをやらないと」
この日先発した西武の左腕・佐藤は、今季1軍でも登板した実力のある投手。テンポもよく、140キロ台後半の直球を軸に、緩いカーブなどで完全にタイミングを外された。その左腕に対して、3人そろって2打数無安打。打撃の形を崩され、その後に登板した投手も打ちあぐねた。
結果や数字以上に、打席内容に不満が残った。「ボール球に手を出しすぎている。それで追い込まれて、バットで結果を出そうとしてしまう」と掛布2軍監督。手や腕で打とうとするのではなく、下半身でタイミングを取って球を見極めることの大切さを説いた。
それぞれが課題に取り組む今秋。「今やっていることをやりきらないと」。指揮官はもう一度、“喝”を入れた。来季1軍に定着し活躍するためにも、今は必死にバットを振り、課題を克服するしかない。