望月に掛布2軍監督が激辛ダメ出し 期待の裏返し「ゲームを支配しなきゃ」
「フェニックス・リーグ、阪神5-2巨人」(10日、アイビー)
阪神の望月惇志投手(19)が10日、みやざきフェニックス・リーグの巨人戦に先発し、7回5安打2失点(自責1)。2戦連続の好投を見せたが、掛布雅之2軍監督(61)の評価はいまひとつ。19歳右腕への期待の裏返しとして激辛のダメ出しを並べ立て、さらなるレベルアップを求めた。
ドラフト4位の高卒ルーキーとは思えない風格が漂っていた。4日の韓国・斗山戦に続く2戦連続の好投。望月が7回2失点と結果を残した。だが、掛布2軍監督の表情が緩むことはなかった。
「球が高かったよね。もうちょっとゲームを支配しなきゃ。今日のピッチングで満足しちゃダメでしょう」。育成選手がスタメンにズラリと並んだ対巨人打線への投球内容に厳しい言葉を並べた。
立ち上がりから力で抑えていく。自慢の直球を武器に圧倒。少々高くなっても、球の勢いで封じ込める。六回まで三塁を踏ませない投球。ストライク先行でテンポよく打ち取っていた。
だが、4-0の七回。右腕にアクシデントが起きた。1死から味方の失策で出塁を許し、次打者の初球に死球。一、二塁となり、代打・坂口の放った打球が右手に直撃した。トレーナーもマウンドに駆けつけ様子をうかがう。大事に至らず続投したが、続く川相にこの日3本目となる左前打を浴びて2失点した。
掛布2軍監督は「エラーもあったけど、それよりもこのレベルのバッター(打線)であれば、あそこで抑えないと」と厳しく言及。味方のミスをカバーできる投手にならなければならない。そう期待する指揮官は、打球直撃の災難には触れずに“鬼”となった。
この日のストライク率は72%。目標に掲げる「65%」を大きくクリアした。打者33人と対戦し、3球を投じて不利なカウントになったのは5度だけ。空振りやファウルで追い込み、有利に進めていった。これには背番号31も「変化球がいいところに何球か決まっていた。あのボールがうまく投げられれば、ピッチングの幅ができると思う」と評価した。
望月自身もさらなる成長を誓った。「ピンチの場面で落ちる球とか、ワンバウンドさせて振らせるような決め球を磨かないといけない」。絶対的エースになるには直球以外に、もう一つ武器がほしい。みやざきフェニックス・リーグでは残り2試合に登板予定で、課題をひとつずつクリアし、29日からの秋季キャンプに臨む。一回りも二回りも大きくなるため、ミスタータイガースからの激辛ダメ出しを力に変える。
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