青柳3つの誓い「開幕ローテ、規定投球回、2桁勝利」 まずは戦える体作りから

 阪神の青柳晃洋投手(22)が12日、来季の開幕ローテ入り、規定投球回数到達、2桁勝利達成を誓った。この日、チームは完全休養。青柳は13日に行われるみやざきフェニックス・リーグのロッテ戦(SOKKEN)に先発するため、ただ一人、宮崎市内にあるアイビースタジアム付近にある多目的グラウンドで調整を行った。

 先発として、貢献度の指標になる勝ち星と投球回数。2桁勝利達成と、規定投球回数到達を目指す青柳が、来シーズンを見据えて意気込んだ。

 「来年の開幕からローテに入りたいと思ってやっているし、2桁(勝利)は一つの目標。開幕から1年やる以上は、規定(投球回)は投げたい」

 前回登板の6日・LGツインズ戦では5回1安打無失点と好投。与えた四死球も0で、課題である制球力も安定していた。試合後、掛布2軍監督は「2桁もいける」と絶賛。長いイニングを投げるためにも、引き続き高い意識で取り組む。

 「今年は四死球から失点することも多かった。今はチームとしても、ストライク率を上げるのを掲げているし、ストライク先行でいけるようにしたい」

 1年目から1軍の舞台を経験した。5月28日に出場選手登録されると、その後は先発ローテの一角として定着。十分な存在感を示した。先発として12試合に登板して4勝5敗、防御率3・08。来季に向けて、他球団も研究してくるはずだ。だが右腕は「自分のスタイルを出し切れば、ある程度通用すると自信にもなった」と、全力でぶつかっていく。

 「このフェニックスからオフにかけての過ごし方が大事」。今季登板回数は68回1/3。目標を達成するには倍以上のイニング数が必要になる。変則的な投げ方がゆえ、体に与える負担は大。まずはしっかり1年間戦える体作りに励んでいく。

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