藤浪、最短送球で矯正だ!金村コーチが伝授「手足が長いんで大変」
阪神・藤浪晋太郎投手(22)が15日、金村暁投手コーチ(40)から送球矯正法を伝授された。キャッチボール後に甲子園球場三塁ファウルゾーンで行われた送球練習。終始送球が安定しなかった右腕は、最短距離で腕を振るよう助言を受けた。
懸命に投げるが、なかなか正確なボールが受け手のグラブに収まらない。高めや低めに外れる度に藤浪は首をひねり、見守った金村コーチも険しい表情を浮かべた。
「彼は手足が長いんで、(課題克服が)大変。いろんな悪いクセが付いている。相手に取りやすいように投げないと」
指摘したのは、送球時の腕の振り方だ。右腕が体から離れて遠回りして出てきたり、横からも投げる傾向があるため、送球が定まりづらいという。今季犯した3失策中、2つが悪送球によるもの。よりコンパクトに最短距離で投じることを求めた。
前日14日には金本監督が「開幕(投手)はメッセでしょう」と発言したが、藤浪は「(来季は)まだまだ先の話ですし、何も考えていない」とキッパリ言い切った。まずは目の前の課題を確実に消化していく。