ドラ8藤谷が完封!パナソニック2回戦進出 元虎指揮官に二大大会初勝利贈る

完封勝利を飾り、笑顔を見せるパナソニック・藤谷(撮影・高部洋祐)
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 「社会人野球日本選手権・1回戦、パナソニック6-0JFE西日本」(2日、京セラドーム大阪)

 パナソニックが完封でJFE西日本を下し、2回戦へ進出した。阪神からドラフト8位指名を受けた藤谷洸介投手が、社会人野球の二大大会で初先発を任され完封勝利をマーク。元虎戦士の梶原康司監督(38)に二大大会初勝利をプレゼントした。

 「やっぱりうれしかったですよ。こういう二大大会で1勝できたというのは。選手たちもうれしいと思います」と表情を緩めた指揮官。今年から指揮を執り、7月の都市対抗では初戦敗退を喫した。チーム力を底上げし、臨んだ今大会で輝きを放ったのは虎からドラフト8位指名を受けた3年目右腕だった。

 エースの藤井聖が先発かと思われたが、梶原監督は「ここ最近、いい成績を残していたので藤谷で行こう」と二大大会で登板経験がなかった右腕を抜てきした。「行けるところまでと考えていた」と明かしたが、予想をはるかに上回る完封勝利。「夏以降に7キロも体重が増えたことで、投球が安定した」と目を細めた梶原監督。この日本選手権が最後の大会となる藤谷が、“最高の恩返し”となる1勝をプレゼントした。

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