金本監督2年目の決意「挑む」守るものない、怖がらず、立ち向かう

 阪神は19日、西宮市内の甲子園球場で「ファン感謝デー 2016」を開催し、金本知憲監督(48)が来季のスローガン「挑む Tigers Change」を発表した。今季はBクラスに終わったが来季も同じままではいけない。リーグ王者の広島を始めとしたライバル球団や相手選手に臆することなく戦う。そんな思いを込めたスローガンと共に、巻き返しを図り、優勝を狙う。

 スタンドを埋めたファンに向け、金本監督の宣誓が放たれる。満員の甲子園に熱く響く。監督1年目となった今季の結果を踏まえ、巻き返しを目指す来季の戦い。新スローガンの「挑む」を発表し、その短い言葉に込めた思いを明かした。

 「『挑む』という中には強い相手に立ち向かっていこう、怖がらずにチャレンジしていこう、トライしていこうという意味が込められています。来年、このスローガンを胸に優勝目指してがんばっていきたいと思います」

 全てにおいて、恐れることなく挑む。視線を外に向ければ、それはライバル球団という意味でもあり、個々の相手選手となる。苦しい戦いが続いた今季は、4年ぶりとなるBクラスと低迷。挑むべきものは多い。

 「(優勝した広島だけでなく)どこに対してというよりは、どのチームと指してるわけじゃないけど、どのチームに対しても、いい投手、いいバッターに対しても」

 4位から始まる新たなスタート。今季のリーグ王者・広島はもちろんだが、挑む相手はそこだけではない。挑戦し、勝っていくためには、何より自分の限界に挑んで変わっていくことも必要なこと。ただ、今季の「超変革」から「挑む」に変更されたのは、決してそういう姿勢が足りなかったからではない。

 「まあBクラスだから。自分たちは弱いんだという、弱いチームだという自覚を持って。別に怖がるものもないし、守るものもないんだから」

 言葉は変わっても、「超変革」の意識はそのまま。英語で記された「Tigers Change」に、その思いが込められている。より良く変わった上で、チャレンジを行う。4位からはい上がっていくために不可欠なものだ。

 「(超変革は)基本にあること。変えていかないと勝てない、良くならない。補強にこだわりすぎない、しっかり練習して鍛えるというね」

 FAで糸井の獲得を目指し、外国人補強も同時に進める中、変わらぬ信念がある。若手を積極的に起用したシーズン。秋季キャンプを通して、成長を感じ取れた。貫き通した方針を継続し、さらに上を目指して挑む。新たなスローガンと共に、12年ぶりの優勝への決意を固めた。

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