金本監督、「ウエート合宿」を抜き打ち視察 若虎に実演指導も
阪神・金本知憲監督(48)が23日、甲子園のクラブハウスを訪れ、若手のウエートを「抜き打ち視察」した。秋季キャンプ後も取り組ませている今回の「ウエート合宿」も、この日が初チェック。約2時間のトレーニング中、実演指導も行ったもようだ。
「(ウエートチェックかと問われ)それもあるし、オフのこともいろいろと。(内容は)秘密」
報道陣からの問いに笑顔を見せたものの、多くは語らなかった。それでも、トレーニングでは高山、北條、江越ら若虎が汗を流して追い込む様子を鋭くチェック。秋季練習や秋季キャンプでも、選手のウエート指導に当たっていたが、キャンプ後にわざわざ甲子園に足を運ぶのは、熱意の表れだ。
18日から始まり、計6日の予定という今回の「ウエート合宿」。指揮官が視察した中でのトレーニングを中谷は「キャンプ中にもありましたけど、(今日は)詰めて教えてもらいました」と充実した表情で振り返った。
原則として球団が選手を指導できるのは11月まで。12月からキャンプが始まる2月までの2カ月間は手元を離れる。そこでも、しっかり追い込んでほしい。来年の2月1日、パワーアップした姿での再会を願いつつ、指揮官は甲子園を離れた。