糸井誓った!スポーツ紙1面ジャック 阪神入団会見で「キャリアハイ」宣言
スポーツ紙1面をジャックだ!!オリックスから国内FA権を行使し、阪神入りを表明していた糸井嘉男外野手(35)が25日、大阪市内のホテルで入団会見を行った。4年総額18億円(金額は推定)で背番号「7」に決定。超人は来季のすべての部門でキャリアハイの成績を残すと宣言した。連日スポーツ紙の1面を飾り、虎を優勝に導く。
緊張感漂う会場を、「糸井ワールド」で包んだ。タイガースのイメージを問われ、超人はニヤリと笑った。
「イメージ…、記者が多い(笑い)。やっぱりマスコミのイメージが強くて、新聞の大半を占めているというイメージです」
スーパースターの晴れ舞台には、在阪メディアを中心に、テレビカメラ11台、報道陣100人超が集結した。無数のフラッシュを浴びても、糸井は大物感たっぷり。金びょうぶを背に金本監督、四藤球団社長に挟まれ、糸井節全開で沸かせた。
糸井、糸井、糸井、…。国内FA権行使が判明してからスポーツ紙1面に連日のように名前が躍った。関西でトレーニングに励んでいた本人もさすがにカルチャーショックを受けたという。プロ13年目の初経験に思わず照れ笑いを浮かべた。
「ここ最近、何カ月間か、新聞を見ていてもあんなに載ったことがないので。ちょっと恥ずかしいですね」
阪神を追うマスコミの数は12球団で随一。同じ関西でもオリックスと比べて、注目度は桁違いだ。だがプロ野球選手として意気に感じる部分でもある。年末年始から春季キャンプ、オープン戦、そしてシーズンと今後も狂騒曲は続く。活躍すれば神様、打てなければ…。それでも、すべての声を逆三角形の肉体で受け止める覚悟がある。
「(スポーツ紙での扱いは)これまで活躍しても(親指と人さし指で示し)これぐらいやったから(笑)。それが全てじゃないと思いますけど頑張ります!」
連日の1面ジャックとなれば、本望だ。もちろん自信はある。指揮官から「数字は彼に言ってもらいましょう」と促されると、頼もしく来季目標を宣言した。
「金本監督も阪神に移籍されてから、キャリアハイというのを出されていると聞いたので、僕もキャリアハイを常に目指して頑張っていきたいです」
各部門の最高成績は打率・331、19本塁打、81打点、53盗塁。すべてでキャリアハイを目指した上で「3割は絶対にクリアしないといけない。ホームランは常にもっと打ちたいと思っています」とキッパリと言った。
日本ハム時代は3度リーグ優勝を経験し、06年には日本一に貢献した。糸井は「トップに立つために監督を胴上げするために一つでもチームに貢献したいなと思います」と指揮官への恩返しを約束した。会見後、早速甲子園へ。幼少時代、初めて父と訪れた球場は聖地だった。大暴れするイメージは完成した。12年ぶりの頂点へ、糸井が虎を導く。
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