福留が新キャプテン!金本監督が任命「教育係」虎最年長の経験を若虎へ

 阪神・金本知憲監督(48)が30日、兵庫県三木市の吉川カントリー倶楽部でのサンテレビ「Let’sGo!!タイガースゴルフ2017」の収録に参加。来季の新キャプテンを福留孝介外野手(39)に任せることを明言した。チーム全体のことを考えた上での指名で、すでに本人とも確認済み。試合でのプレーはもちろん、優勝に向けたチームの雰囲気作りなどにも期待を寄せた。

 来季は背番号「8」の胸に、キャプテンマークが躍る。何も心配はしていない。不安もない。自信を持って託す。金本監督が、17年の新キャプテンを福留に任せることを初めて明言した。寄せる期待は大きい。

 「プライベートでの休ませ方とか鍛え方、体のメンテナンスとか技術的なことも。ベンチの雰囲気とかね、負けてる時こそ元気だそうとか、勝ってる時はさらに勢いに乗ってとか。そういうのを孝介も経験あるんだから、雰囲気作りも言っていってほしい」

 すでに福留に関しては、新加入の糸井と共に来季のレギュラーに指名。プレーでチームを鼓舞してくれることへの期待は、言うまでもない。求めるのはそれ以上のところ。優勝に向け、勝つための雰囲気作り。それができるだけの存在であり、チーム全体を考えての人選でもあった。

 「トリ(鳥谷)も5年やってるから、そろそろ肩の荷を下ろして、自分のことに専念させてあげようかなと。(次は)上本ぐらいかなと思ったけど、あいつも選手会長をやめたばっかりで」

 チームにとって、鳥谷の「再生」も一つのポイントだ。今季、思うような結果が残せなかっただけでなく、終盤には三塁での起用もあった。来季は勝負の一年。だからこそ、鳥谷がより自身の戦いに集中できる形を整え、他に重責を託せる選手を考えた時、福留以外にいなかった。

 「両者納得の下、ちゃんとお話をして。(福留には)『やってくれないか』と。(鳥谷の)その分、孝介に背負うと言うとオーバーかも分からんけど『やってくれんか』と。まあ、快く引き受けてくれて。頼りにしてまっせ、ということ」

 来季で40歳のベテラン。積み重ねてきた経験に対する指揮官の信頼は厚い。「まあ多少、(若手の)教育係というぐらいのね」。チームの軸であり、若手の見本にもなれる頼れる存在。福留のリーダーシップが、巻き返しを図る来季の大きな力となる。

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