北條オレもベストナイン!同級生ロッテ・田村の活躍に火がついた
阪神の北條史也内野手(22)が4日、中学、高校時代にチームメートだったロッテの田村龍弘捕手(22)に対抗心を燃やした。自身は今季122試合に出場して1軍に定着したが、田村はパ・リーグの捕手部門でベストナインに輝くほど活躍した。「意識する。追い付けるようにやっていきたい」。来季はベストナインに選出されるぐらいの大ブレークを目指す。
先を走る同級生にいつまでも負けていられない。追い付き、追い越す。北條がロッテ・田村にライバル心を示した。
この日は中学生硬式野球の関西ナンバーワン決定戦「タイガースカップ」の表彰式に、プレゼンターとして出席。「オール狭山ボーイズ」に所属していた自身の中学時代を振り返り、当時のチームメートだった田村の話題になった時、魂に火がついた。
「意識する。特に田村は。今年はベストナインに選ばれたし、(活躍に)びっくりしている。捕手で100試合以上に出ているということは正捕手だと思うし、すごいこと。自分は(1軍の試合に)出て1年目なので、追い付けるように頑張りたい」
田村とは付き合いが長い。中学卒業後は一緒に青森・光星学院(現八戸学院光星)へ進学。ともに主力として12年の春夏甲子園準優勝に貢献し、その年のドラフト会議でそれぞれ阪神、ロッテから指名を受けた。
スタートラインは同じだったが、プロ入り後は田村が先を走り続けている。田村は1年目から1軍に昇格。今季は130試合に出場してロッテの正捕手にまで成長した。パ・リーグ捕手部門のベストナインも受賞。3日には年俸5000万円で契約更改した。
北條も今季122試合に出場して、遊撃のレギュラー最有力候補となったが、まだまだ差は大きい。「すごい同級生なので、仲間に入れるように頑張りたい。今は負けているので追い付いていきたい」。プライベートでも仲がいいからこそ、田村への対抗心は強い。
来季はまず定位置ををつかみ取ることが目標だ。オフは2年連続でヤクルト・山田らと合同自主トレを行う予定。近い将来、田村に肩を並べるためにも自らを追い込んでいく。