阪神・原口、背番号変更断っていた 来季も94「世に出させてもらった番号」
阪神・原口文仁捕手(24)が16日、サンテレビの「熱血!タイガース党」に出演し、背番号「94」からの変更を打診されたが、断っていたことを明かした。
原口の背番号は、入団した10年から「52」、育成選手となった13年から「124」で、支配下選手に復帰した今年4月27日から「94」になった。同日にプロ初出場を果たすと、5月度の月間MVPを受賞するなどブレーク。今季107試合に出場し、打率・299、11本塁打、46打点をマークした。
番組では、司会者から「(背番号が)軽くなるんじゃないかなという勝手な思いもあったんですけど。94から変わるか、みたいな話も?」と振られて、「はい、ありました」と返答。それでも変更しなかった理由を問われ、「表に出させてもらった番号なんで。さらに結果を残したいという思いで、この番号で」と決意を語った。
来季に向け「キャッチャーで勝負したいというのが一番」と、捕手一本で勝負することも明言。「チームの勝敗に、キャッチャーがどれだけウエートを占めているかというのが分かったシーズン。キャッチャーは守備があってこそ」と、来季に向けて守りをレベルアップする構え。元阪神監督でもある野村克也氏の著書を持ち歩いて勉強しているという。「野村克也さんの本はたくさん読ませていただいています。もし会えたら?難しいですね…。(聞きたいことは)たくさんあります」と恐縮した表情で話した。
「キャンプから競争なんで、勝ち抜いて、キャッチャーとして多く出られるように」と決意表明した。