梅野“超人封じ”で正妻になる 今季交流戦で刺した糸井“標的”にアピールや

 阪神の梅野隆太郎捕手(25)が16日、FAで加入する糸井の盗塁を刺して、アピールにつなげることを誓った。照準に定めるのは来年2月の春季キャンプでの紅白戦で「(自信は)あります」とキッパリ。糸井の足を封じて正捕手の座を引き寄せるつもりだ。

 自信がある。だからこそ口調にも覇気があった。「普通にやればいけると思います」。梅野が“標的”に選んだのは今季53盗塁でタイトルを獲得した糸井。“超人”の足を踏み台にし、紅白戦をアピールへの絶好の場と位置づけた。

 イメージはできている。「今シーズンも刺しましたので。(交流戦で)刺しました」。思い返した試合は、6月15日のオリックス戦。初回、四球で出塁を許した直後だった。糸井が二盗を仕掛けたが、梅野は強肩を生かして阻止。春季キャンプでもその再現を図り、首脳陣に強烈な印象を植えつけたいところだ。

 そのためにも自慢の肩に磨きをかけなければならない。今季は37試合の出場にとどまり、盗塁阻止率は・233。向上するための課題に“捕球”を挙げる。「(投手の球が)それた時に(ボールの)握り替えができないといけない。(そのためには)しっかり捕ること。それがいいと基本、アウトになる」とレベルアップへのイメージを形にしていく。

 熾烈(しれつ)を極める正捕手争い。この日はABCラジオ「堀江政生のほりナビクロス」に生出演した梅野。番組中では原口らの名前も話題に挙がった。「(他球団の選手にも)『走って来い』と思っています」。まずは“超人封じ”で扇の要を勝ち取る。

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