狩野オンリーワンの切り札になる!新選手会長で17年目、強い決意語る
阪神・狩野恵輔外野手(34)が20日、来季切り札として絶対的なポジションを確立する決意を語った。
17年目のシーズンを新選手会長として迎える。在籍年数は野手最長で名実ともにチームのまとめ役を担うわけだが、存在感でもチームを引っ張らなければならない。今季はチーム最多となる55度の代打起用に渋く応えた。代打での2本塁打、11打点はともにリーグ最多。その地位は不動にも映るが、狩野はオンリーワンにこだわる。
「(切り札は)絶対、狩野しかいないと思ってもらえるようにしないといけない」
17日に34歳の誕生日を迎えたばかり。年々加齢との戦いにもなるが、この日も朝から西宮市内で練習に励むなど、来季へ向けた準備に余念がない。1打席で結果を出す技術を洗練させる途上、今季わずかながら極意の入り口が見えたと言う。
「少しだけつかめたことがある。パン!と点で打つのではなく、テニスラケットで打つような線で捉えるイメージ。関本(賢太郎)さんと話す機会があって、『分かった?そういうことなんだよ』と言ってもらった」
年明けから約2週間、伊藤隼、荒木、西田とともに淡路島で自主トレを行う。
「線で打つにはどうすればいいか。ミート力をあげたいけど、どんな練習が必要なんだろうと考える。ティー打撃のやり方をいろいろと工夫してやっていこうかなとも…」
たゆまぬ探究心で職人技を身につけ、切り札の座を不動にする。