藤浪“ダル流”で超進化!1日5食で6キロ増成功、合同自主トレ大収穫

 ダル流“休養のススメ”で超進化!阪神・藤浪晋太郎投手(22)が24日、都内ホテルで取材に応じ、レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(30)との合同自主トレの成果を語った。トレーニング方法、栄養面だけでなく、休養の大切さを実感。体重は6キロ増の97キロに到達した。巻き返しを図る来季へ向け、自主トレは順調そのものだ。

 目からうろこの連続だった。ダルビッシュとの合同自主トレは、ハードだがメリハリが利いていた。藤浪が充実した表情でその成果を明かした。

 「トレーニングの話もそうですし、栄養面とか、休養がいかに大事かという話もしてもらいました。キャッチボールもさせてもらったので技術面でも勉強させてもらいました」

 トレーニングは基本的に2勤1休。休日は「全く練習しない」という徹底ぶりだ。高校時代からほぼ毎日ウエートトレーニングを継続する右腕にとっては驚きの新発見だった。

 「トレーニングしたらしっかり休むことが大事という話をしてもらいました。自分の中ですごく新鮮でした。筋力の超回復、体を作る上で休んだ方がしっかり体ができるので」

 効果はてきめんだ。1カ月以内で6キロ増に成功し、過去最重量の97キロに到達した。プロテインを含めて「1日5食」も実践。「トレーニングしてから1時間半以内に食事するという考え方は自分にはなかった」とタイミングを見計らい、効果的な栄養摂取を心がけた。

 ダルビッシュとのキャッチボールでは球種の握りや感覚について会話した。宝刀カットボールの軌道も「違う視点から話をしてもらいました」。14年1月以来の合同自主トレは収穫たっぷりだった。

 ジムには一流選手が続々と訪れた。13年の交流戦で投げ合ったヤンキース・田中とは初めて本格的に会話し、「いいピッチャーは似た感覚がありました」とダルビッシュに通じる超一流のコツを伝授された。同級生の日本ハム・大谷とも初めて一緒に汗を流し、「普段はあまり話すこともないので」と交流を深めることができた。

 自主トレは26日まで行う。帰阪後も「ダル流トレ」を継続する予定だ。久々に報道陣の前に現れた藤浪は「マスコミもいないし、自由に。毎年東京に逃げてこようかな。充実した期間でした」と笑顔で話した。最高の環境で、一段とたくましさを増していた。

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