藤浪4年目で初のダウン更改「いろいろ考え過ぎた」

契約更改を終え会見する阪神・藤浪晋太郎=阪神球団事務所(撮影・飯室逸平)
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 阪神の藤浪晋太郎投手(22)が27日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万円減の1億6000万円でサインした。高卒4年目で初のダウン更改となった(金額は推定)。

 今季は26試合に先発登板して7勝11敗、防御率3・25。入団4年目で初めて黒星が先行し、2桁勝利も逃すなど不本意なシーズンに終わった。

 「いろいろ悩みながら、いろいろ試してやって、考えながらやったシーズンだった。それがうまくいかなかったり、はまらなかったりしたこともありました」と振り返った。同時に「いろいろ考え過ぎて、いろいろやり過ぎた。もっとシンプルに考えること」と反省した。

 今オフは26日まで都内でレンジャーズ・ダルビッシュと合同トレを行い、体重増に成功。巻き返しを期する来季に向けて、充実の時間を過ごした。「トレーニング、技術、コンディショニング、いろいろなことが勉強になりました。来シーズンに生かせるようにやっていきたい」と前向きに話した。

 来季について、個人的には「やっぱりイニングを200以上投げるというのが目標。今年が169、最低でも180以上には乗せたい」と具体的な数字を掲げた。加えてチームとしても「今シーズンは4位という成績でしたので、来シーズンは優勝を目指して、その力にちょっとでもなれるように頑張っていきたい」と誓った。

 これで阪神は全選手の更改を終えた。

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