阪神の歳内宏明投手（２３）が９日、鳴尾浜球場でブルペン投球を行った。ブルペン入りはチーム一番乗りで、立ち投げで直球を中心に約２０球。プロ６年目を迎えた新年の誓いとして、「アピールしていくしかない。うまくうまく乗り越えるのではなく、しっかりアピールしていきたい」と強い覚悟を口にした。

　プルペンでの投球は例年より早く、「この時期は肩のコンディションが悪くて、ここ２年はしっかり作ってキャンプインができていなかったので」と説明。最後は軽く変化球も交えるなど、順調な仕上がり具合で「１週間から１０日を目安に捕手を座らせて、（キャンプインまで）残り２週間で、全力で投げられるようにしたい」と、後の見通しを語った。

　２０１２年にドラフト２位で入団。１５年は、２９試合に登板するなど頭角を現したが、昨季は前半戦のみ９試合に登板に終わった。「前半だけで終わってしまったので。一昨年以上の登板数、内容全てを求めていきたい」と抱負。キャンプ序盤での実戦登板に備え「セットアッパー、クローザーが中継ぎのエース。そこを目指してやっていきたいです」と、猛アピールを誓った。