ドリス 虎と再契約へ無安打0封!ドミニカでシート打撃登板
阪神が再契約を検討しているラファエル・ドリス投手(29)が9日(日本時間10日)、母国ドミニカ共和国でシート打撃に登板した。打者6人に対して45球を投じ、無安打無失点投球を見せた。
関係者によるとスピードガンが作動せず、球速に関しては不明。ただ2三振、ゴロアウトを3つ奪ったことで球威は順調に戻ってきているもようだ。「ボールを受けた時のミットの衝撃を見てもらえれば分かる」と明かした現地関係者。登板後も右肘の状態に問題はなく、ドリス本人も確かな手応えを口にしているという。
阪神も現地に担当者を派遣しており、今後、本格的な交渉に入るか否かを判断していくとみられる。右肘の故障でいったん保留者名簿からは外れたが、昨年の獲得段階から右腕の将来性を評価していた。昨季もリリーフで33試合に登板し、防御率2・12と安定した成績をマーク。セットアッパーを任される時期もあっただけに、右肘の問題がクリアになれば、確かな戦力として計算できる。
四藤球団社長は昨年末、「手術後の状態も回復しているみたい。これから検討します」と語っていた。現状の支配下登録枠選手は65人とシーズンに向けて余裕があり、協議を進めていく。